すの・くらふと
鳩のシュガーポットとようじ入れ
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約百年続く「農民美術」伝統の素朴で温かみのある意匠が魅力
どこか懐かしく、愛らしい鳩の小物。北欧デザインを思わせるが、じつは長野県上田市で大正時代に発祥した「農民美術」のひとつである。農民美術とは、農家が手がける工芸品のこと。ロシアの農民たちが作る工芸品に感銘を受けた版画家の山本鼎氏が、日本の農家に冬の農閑期の収入源として木彫品や織物作りを奨励し、全国に広まった。シュガーポットは、山本氏が欧州から持ち帰った鳩の菓子器をヒントに作られたという。
その伝統を継承するのが、須坂市に工房「すの・くらふと」を構える春原敏之氏。鳩の小物は、ほかに「ようじ入れ」などが増えた。
制作は、長年付き合いのある山師と協力し、長野県に自生する白樺を伐採するところから始まる。白樺を使うのは彫るなどの細工がしやすく、木地が白くて顔料の発色がよいからだ。節があるので、完成を予測しながら使う部分を選定し、虫食いやひび割れを防ぐために白樺の皮を剥く。さらに冬から1年ほど自然乾燥させるため、下準備だけで相当の時間を要する。その後、木地職人の丸山綱男氏がろくろ挽きで木を成形し、春原氏が彫り、色を塗って磨きをかける。先代からの色を守りつつ、食卓に映える鮮やかな色展開にした。
「農民美術は使ってこそ生きるものです」と春原氏。素朴な意匠に心がなごむ。
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