万葉舎
藍本染めのれん 涼風
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京都の伝統技法で手染めした藍のグラデーションが涼やか
着物文化が色濃く残る“染め物の街”京都では、古くから型屋や染屋、仕立屋などが分業でひとつの品を作り上げてきた。本品はこの地で昭和57年に創業した「宇野」が企画・デザインを手がけ、京都の工房が力を結集して作った涼しげな藍染めのれんである。
本品を特徴づける藍の美しいグラデーションは、「引染め」という染色技法で生み出される。絵柄を型で染め抜く「本染め」の一種で、生地全体を藍液に浸すのではなく、刷毛で塗り重ねて染めるため、繊細な色の表現が可能だ。
宇野の企画営業・田上敬三さんはこう語る。「藍液が定着するよう特殊な糊を混ぜ、漂白した麻生地に職人が一点ずつ刷毛で塗っていきます。途中まで染めたら境目を刷毛でぼかすのですが、この工程は熟練の職人でなければきれいに仕上がりません。引染めを継承する工房は京都に数軒しか残っておらず、たいへん貴重な技術です」
素材には、麻の中でもコシが強く、独特のシャリ感があるラミー(苧麻)を採用。糸を手績みし、ごく薄く仕上げた生地は程よい透け感があって、じつにさわやかだ。
のれん本来の用途である目隠しや間仕切り、また、壁に飾れば粋なインテリアにもなる。その幅広い魅力は海外からも注目を集める。蒸し暑い日本の夏に涼をもたらす、京都の染め物技術の結晶である。