モノを形作る素材は数あれど、カーボンとはなんと男心をくすぐるマテリアルなのだろう。もともとは宇宙開発や軍事に利用するための技術だったことや、カーレースのF1のモノコックボディに使われていることも魅力のひとつ。技術の進化とコストダウンにより一般的な製品に使われ始めたとはいえ、そのハイテク感は健在だ。
しかし多くの日用品では「カーボン調」という、その雰囲気を味わうためのプリント素材を使用しているものが多い。だが、本品が使用するのは正真正銘のカーボン。カーボンファブリックをポリエチレンのフィルム素材で成形した、柔らかいリアルカーボン「ソフトカーボンシート」のウォレットだ。
その特性により、使い込んでも素材が伸びることがなく、型崩れもしないラウンドファスナーのロングウォレット。『レレファンテ・ディ・ラーメ』のテーマカラーである銅色のファスナーで財布を開けば、探しやすさと取り出しやすさを実現したハニカム形状のカードポケットが出現。先進的なデザインと機能性を併せ持つ財布として誕生した渾身の特注品である。