第2位
多喜火鉈 110mm
明治25年に創業した金物卸問屋「場長金物」(新潟県三条市)が、自社ブランドとして立ち上げたのが「BABACHO」である。「やっぱりこれいいね」といわれるような、期待を裏切らない道具を作り出すことを目指している。その最新作がこの『多喜火鉈』だ。
フェザースティック(木の表面を薄く削った焚きつけ)を作りやすいようにコンパクトなサイズにし、刃も両刃に仕上げている。小さいとはいえ、バトニングで薪割りができるよう、フルタング構造で刃も5mmと厚い。また、小さくて軽いので、鉈初心者でもナイフ感覚で扱うことができ、まさに焚き火を楽しむための鉈に仕上がっている。早く野に持ち出して、切れ味を試したい業物である。