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山に自生する蔓性の木、山ぶどうの樹皮を使って編み上げた人気の籠バッグである。近年ますます人気が高まる中、材料も編み手も少なくなり、希少性を増している。上品さと堅牢さを兼ね備えた山ぶどうのバッグは、いつかひとつは持ちたい憧れの品だ。今回ご用意したのは、斜めの交差で麻の葉模様に仕上げた麻葉編み、整然としたオーソドックスな網代編み、手の込んだ編み方が愛らしい六角花編みという大中小の3種。表面を手でなでたりすると徐々に艶が出て、色に深みが増していく。
美登利
山葡萄手編みカゴバッグ
32,890円(税込)
写真左から六角花編み(小)、網代編み(中)、麻葉編み(大)
写真=網代編み(中)
写真=網代編み(中)
収納物を保護する巾着袋付き。ポケットは3か所あり、小物を整理しやすい。
「九谷焼」とは石川県南部の金沢市、小松市、加賀市、能の美み市で作られている、日本を代表する色絵陶磁器。その魅力はなんと言っても華麗な上絵付けにある。石川県小松市の九谷焼の名跡・德田八十吉さんは1997年に三代目が人間国宝に認定され、その秘伝の技を受け継いだ長女は2010年に四代目を襲名。今回紹介する作品『彩光』は、その四代德田八十吉さんが襲名にあたって創作した、記念すべき傑作である。
透きとおるような純白の磁器肌に降りそそぐように、青と緑、黄色の三彩が奏でる優麗なハーモニー。澄んだ瑠璃色から深い紫紺、そして翡翠色へと変わっていくグラデーションは、見る者の視線を釘付けにする鮮烈でみずみずしい美しさを湛えている。人間国宝である父から薫陶を受けた、青あお手で古九谷の色釉の美を極限まで高めた秘伝の技に、独自に研究を重ねた釉表現。さらには女性的な優しさの漂う典雅な趣。四代目の真骨頂と呼ぶにふさわしい九谷焼の傑作である。
このような名品を所蔵し、自宅に飾ることは、まさに至上の贅沢。日々の眼福として愛でてほしい。
彩光四代德田八十吉
四代德田八十吉襲名記念 九谷焼・彩釉三彩壺
186,780円(税込)
人々の生活がますます電気を頼っていく昨今、エアコンなどなかった時代の夏の過ごし方を取り入れてみるのも一興だ。
滋賀県高島市に江戸時代から続く伝統工芸の綿ちぢみは、緯糸に撚りをかけて細かな「シボ」を作った生地。細かな凹凸によって空気を多く含むので肌に張りつきにくく、さらりとした感触が魅力。そんな伝統の涼感素材、高島ちぢみで仕立てた作務衣である。
そもそも作務衣とは、禅宗の僧侶が掃除や薪割り、畑仕事をするときに着用した作業着のこと。本品は動きを妨げないゆったりとした仕立てで、洗濯機で洗えるので非常に使い勝手に優れている。
2022年の夏は伝統工芸をまとい、快適に過ごそう!
夏原商事
高島ちぢみ作務衣
9,878円(税込)