これいい和
武州正藍染 京扇子
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伝統工芸の融合が光る深きブルーが涼を誘う
日本人の暮らしに寄り添ってきた藍染め。その青き色は海外から「ジャパンブルー」と称される、日本を象徴する伝統色である。
そんな藍染めに惹かれ、京扇子との融合を企画した人物がいる。日本の伝統工芸品を未来へつなぐ事業「これいい和」のディレクター、髙松僚さんである。
「日本の素晴らしい工芸品を掛け合わせれば、魅力的な商品が生まれると考えたのです」(髙松さん)
扇子の扇面に広がるのは、埼玉県羽生市で明治5(1872)年に創業した「小島染織工業」が手がける武州正藍染。「綛染め」という手法で、束状の糸を染めては手作業で糸をほぐし、染まり具合を確認しながら干すという工程を繰り返すことで、糸を芯まで染め上げる。その糸で織った生地は、表面に美しい縞模様「青縞」が現れる。それを扇子用に涼しげで絶妙な透け感の厚みに仕立てている。
京扇子の制作は、京都市で大正2(1913)年に創業した扇子専門メーカー、大西常商店。京扇子は87回職人の手を通るといわれ、各工程の専門職人が分業でひとつの扇子を完成させる。竹の扇骨に生地を丁寧に張り合わせ、なめらかに開閉するよう細部まで作り込まれた本品。職人技の結晶だ。
開いた扇子を夏の光にかざすと、美しく透ける青縞。あおぐ風は粋な涼をもたらしてくれる。